ベルリンで年を越すとこうなる!
ドイツの首都ベルリンより、あけましておめでとうございます!
世界には様々な新年の祝い方があると思いますが、ここベルリンの年越しも非常に特徴的です
何が特徴的かというと、とにかく騒がしい・・・
騒がしすぎて、初めてベルリンの年越しを経験する人にとってはもはや怖いレベルです
今回はその一部始終をお伝えします
まず、ベルリンの年越しで一番有名なスポットが、ブランデンブルク門です(12月29日撮影)
ベルリン中央駅から少し南、ソニーセンターのあるポツダム広場から北に歩いて10分ほどのところにあります
ブランデンブルク門は観光スポットでもありますが、大みそかは周辺が策で覆われ、特設のイベント会場となります
会場では、ステージで様々なアーティストによるパフォーマンスが行われたり、露店で飲食を楽しむこともできます
この会場、毎年とんでもなく人が押し寄せるため、入場規制が行われており、毎年夜8時には会場に入れなくなるようです
それを聞いた私は、余裕をもって夕方6時には会場に到着、なんとしてでもブランデンブルク門での年越しを試みます
しかし、早く着いたからと言ってそんなに簡単には会場に入れません
まず、会場の入口には大量の警察官、全身ボディチェックと荷物検査が待っています
これを通り抜けるだけで30分、そこからブランデンブルク門まで2,3km歩かなくてはいけません(もっと早く行けば違う入口も解放されています)
そしてその道のりの中で3回も荷物検査があるのです・・・
つまり、入口から会場のあるブランデンブルク門まで4回もの荷物検査を通過しなくてはならないのです
テロ対策の一環として行われているこの厳しい検査ですが、ここまで厳しいと逆に怖くなってきます笑
そしてこの検査、わりと検査する人によって基準が異なっていて、3回目の検査ではお土産用にリュックに入れていたマグカップを会場内に持ち込んではいけないから捨ててこいと言われ、一度跳ね返されました・・・
もちろん捨てれるわけもなく、リュックの奥深くに隠して別の検査官の列に並び再挑戦!
マグカップの存在に気づかれるも、何も言われずに見事通過・・・
厳しいのか適当なのか・・・
ようやく会場に到着すると、東京の朝の通勤電車内のような混み具合
もみくちゃにされながらステージ上で繰り広げられる様々なパフォーマンスを聴いて過ごします
そして11:59・・・
ステージ上にはコメディアンらしき方々がトークを繰り広げあっというまにカウントダウン
会場中の観客が一斉に声をあげ、とにかくすごい熱気
00:00ちょうどになると、歓声とともにベルリン市内各地で一斉に花火が上げられます
そして、ここからベルリン市内はもはや戦争状態に・・・
新年をブランデンブルク門で迎えられた満足感で足早にホテルに戻ろうとした私ですが、会場の外にも大量の人!
そして一般人までもが爆竹を投げ、打ち上げ花火を上げ、人が周りにいるのもお構いなしです
ベルリンでは爆竹の販売が禁止されているのですが、年末年始は特別に許可されます
これにより、多くの若者が爆竹を買い、大都会の道のど真ん中に投げたりするのです
もちろんケガ人がでないはずもなく、毎年救急車で運ばれていく人も何人かいるとか
爆竹や打ち上げ花火をよけ、空襲にでもあっているかのような爆竹の爆発を聞きながら地下鉄の駅へ向かい、ようやくホテルへ
今回泊まったホテルは中心部からは少しだけ離れていたので、さすがにホテル周辺は大丈夫だろうと思っていたのですが、その考えも甘く、その惨状は中心部のそれと何ら変わりませんでした
おそるべしベルリンの年越し・・・
日本では絶対に考えられないこの年越しスタイル
皆さんも一度は経験する価値があるかも?
そういえば
道路に転がっている大量のごみたちは誰が処理するのやら・・・
そんなことを思いつつ、今年もよろしくおねがいいたします